製造現場や整備工場などで使用されるリサイクルウエスは、保管・回収・再梱包の過程で金属異物が混入する可能性があります。
今回は、ビニール袋に梱包された4kgのウエスに、カッター折刃・ホッチキス芯・縫い針を混入し、X線検査機で検出できるかを検証しました。
[検査対象(検体)]
リサイクル布ウエス
・重さ:約4kg
・サイズ:約50cm × 50cm × 32cm

写真1:検査に使用したリサイクルウエス(約4kg)
[異物]
今回のテストでは、現場で混入する可能性のある以下の金属異物を使用しました。
・カッター折刃
・ホッチキス芯
・縫い針
サイズや形状が異なる異物を使用することで、検出状況を比較します。

写真2:ウエスに混入させた異物(カッター折刃・ホッチキス芯・縫い針)
[使用機器]
X線検査機 X-Ray7140S
X線検査機による検査
異物を混入させたウエスを、開封しない状態のままX線検査機へ投入しました。

写真3:袋入りウエスをそのままX線検査機で検査
■ 検査結果
X線検査画像で混入した異物を確認することができました。
カッター折刃は高密度の異物として明瞭に確認でき、縫い針も細長い線状の異物として視認できました。
また、小さなホッチキス芯についても検出位置を確認することができました。


写真4:X線画像上で確認できたカッター折刃・ホッチキス芯・縫い針
ウエスは一定の形状ではなく、内部で折り重なっているため密度のばらつきがありますが、今回の検証では、カッター折刃、ホッチキス芯、縫い針といった金属異物を確認することができました。
特に縫い針のような細長い異物も画像上で確認できたことから、ウエス製品に対する異物検査の有効性を示す結果となりました。
一方で、実際の検査では
・ウエスの詰め方
・異物の大きさ
・異物の材質
・異物の位置
などによって検出状況が変化するため、実機による事前テストをおすすめします。
■ ウエスの異物検査をご検討中のお客様へ
サンモニターでは、お客様の現物サンプルを使用したX線サンプルテストを実施しています。
工業用ウエスや繊維製品は、包装形態や密度、異物の種類によって検出結果が変わる場合があります。
お客様の製品・運用条件に合わせた検証が可能ですので、異物混入対策をご検討の際はぜひご相談ください。
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